ご主人のお母様が施設へ入居されたことをきっかけに、実家の売却についてご相談がありました。
お母様が施設へ入居してから約半年。実家は隣の建物とつながった連棟長屋で、土地は10坪に満たず、前の道路も狭い場所にあります。
相談者様は、こうした立地や建物の条件から、
「そもそも売却できるのだろうか」
「処分するためにお金を支払うことになるのではないか」
と不安を感じておられました。
お母様が長年暮らしてきた家には、まだ荷物が残っていました。
施設へ入居したからといって、すぐに家や家財を処分できるとは限りません。住み慣れた家がなくなることに対して、寂しさを感じる可能性もあります。
一方で、誰も住まない状態が長く続くと、建物の劣化も進んでしまいます。
ご家族としても、お母様が施設での生活に少しずつ慣れてきたことから、今後の実家について考え始めたという状況でした。
今回のご相談では、物件の条件だけを見て、最初から売却を諦める必要はないことをお伝えしました。
室内に荷物が残っている場合でも、現状を踏まえて査定し、必要となる費用や売却方法を整理することは可能です。
ただし、今回の物件の所有者はお母様です。
そのため、まずはお母様に売却について説明し、意向を確認していただくことになりました。
そのうえで、REKが査定書を作成し、どのような進め方が考えられるかをご案内する流れです。
不動産会社へ相談すると、「すぐに売らなければならない」と感じる方もいるかもしれません。
しかし、相談の段階で売却を決める必要はありません。
こうした点を事前に整理しておくことで、ご本人やご家族が落ち着いて判断しやすくなります。
「まだ売ると決めていない」「条件が悪く、売れるか分からない」という段階でも、まずは現在の状況をお聞かせください。