ある日、福岡市内にお住まいの高齢のご婦人から一本のお電話をいただきました。
ご相談の内容は、施設に入居されているお姉さま名義の、大阪にあるご実家についてでした。
近隣の方から「家が倒壊しそうだ」と行政に連絡が入り、行政からの働きかけを受けて、妹さまが代わって相談窓口を探されていたのです。
ご本人であるお姉さまは施設に入居されており、ご自身で動くことが難しい状況。
妹さまご自身もご高齢で、しかも福岡から大阪までは決して近い距離ではありません。
現地へ何度も足を運ぶことは、心身ともに大きな負担になります。

まずは私がすぐに大阪の現地へお伺いし、建物の状態や周辺環境を細かく確認いたしました。
外壁や屋根の傷み具合、敷地の状況などを現況報告書としてまとめました。
そのうえで、今後の選択肢として次の2つの案を提案書にしてお渡ししました。
解体には相応の費用と手間がかかるうえ、更地にしたところで「いくらで売れるか」は市場に出してみなければ分からない部分もあります。
ご相談者さまとじっくりお話しした結果、費用負担とリスクを抑えられる「現状のまま売却する」という方針でまとまりました。

名義人はあくまでもお姉さまですので、ご本人の意思確認は欠かせません。
私はお姉さまが入居されている施設にお伺いし、妹さまに同席いただいたうえで、現地の状況から提案内容まで丁寧にご説明いたしました。
お姉さまにもしっかりご理解・ご納得いただき、正式に売却のご承諾をいただきました。
その後、REKのネットワークを通じて買主さまを見つけ、無事にご売却を完了することができました。

今回のご相談で、妹さまにとって一番の安心材料となったのは、福岡から大阪まで何度も足を運ぶことなく、売却まで完結できたという点です。
現地調査・報告書の作成・提案・契約までを一貫してお任せいただけたことで、ご高齢のお身体に余計な負担をかけずに済みました。
売却完了後、「木村さんに全てお任せしてよかった」と、満面の笑顔でお言葉をかけていただいたことが、何よりの励みになりました。

| 空き家や実家のことで、一人で抱え込まれている方はたくさんいらっしゃいます。 遠方にお住まいの方、ご高齢でお身体の負担が気になる方も、どうぞお気軽にご相談ください。 現地へ足を運ぶところから、最後まで責任をもって伴走させていただきます。 お問い合わせはこちらから> LINE相談はこちらから> |
木村 展久|株式会社REK 代表取締役
宅地建物取引士
不動産コンサルティングマスター
宅地建物取引業者免許:大阪府知事(4)第55589号
株式会社REKは、不動産を「人と街をつなぐ箱」として捉えています。
長屋や狭小住宅、空き家といった使われなくなった空間にも、まだ眠っている可能性や物語があります。
地域に根ざし、誠実に、新しい価値を共に創ることを大切にしながら、人と街に寄り添う不動産の仕事に取り組んでいます。
